キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具 F20号 (72.7cm× 60.6cm× 2cm) 朝陽に照らされそっとひらき、日没にとじる。そして静かにしずかに沈んでいく。 鏡のような水面の下に、まるで別の世界があるように。

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具 F50号 (116.7cm× 91cm× 2.5cm) 母の声、父の横顔、遠い日の友人のこと。 いつのことだったかも覚えていない。 たぶんなんでもない日。 おだやかな陽も、初夏の気配を感じた風も、風にそよぐ花もおなじ。 こんな春の日だった。

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具 F20号 (72.7cm× 60.6cm× 2.0cm) ブランコをこぐと、遠くに飛んでいけると思っていたあのころ。 おはようも、ただいまも特別だった。 いつのまにか当たり前になっていったこと。 花は知っている。

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具 F10号 (45.5cm× 53cm× 1.8cm) 花を見ていると、ふと足を止めたひとたちの、 目に見えない記憶をつつみ隠しているようで、 愛おしく感じる。 人ははかない花の想い出の中に生きている。 雨に濡れる花のにおいに、 思い出とも記憶ともよべないような、 かすかな懐かしさがこみあげてくることがある。

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具 F8号 (45.5cm× 38.8cm× 1.8cm) 朝の優しい光に照らされ、花をなでる風が見えるよう。 空気が澄みわたる。 あまりにも静かで、まるで世界から取り残されたように虚っぽだ。 心を虚にすることは不幸せなことではないと思った。 朝陽に照らされた花の悦びで、虚っぽは満たされた。

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具 F8号 (38.8cm× 45.5cm× 1.8cm) 花の間を流れてゆく小川 流れる音をきいていた 清らかな水が身体のまん中を流れていくようで、 私はただのわたしになった

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具、クレヨン F8号 (45.5cm× 38.8cm× 1.8cm) "泣かないで。しげみの向こう。川の流れるその先。 世界はとても広いのよ。 わたしが連れて行ってあげる"

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具、クレヨン F3号 (22cm× 27.3cm× 1.8cm) "綿毛を集めたら飛べるかな" "。。。" おやゆび姫の童話では、親指姫が野ネズミに出会ったのは冬。 でもお花の咲く季節だったら？どんな話をしたんだろう？と空想しました。

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具、クレヨン、色鉛筆 F8号 (38.8cm× 45.5cm× 1.8cm) "怖がらないで。 飛んでいってみようよ、あのひとのもとへ"

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具、クレヨン F8号 (38.8cm× 45.5cm× 1.8cm) "さようなら、いとおしいひと、 あなたの幸せを願っているわ"

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具、クレヨン、色鉛筆 F8号 (38.8cm× 45.5cm× 1.8cm) 物語のつづき 人の一生はまるで一冊の本のようだ、なんて思う ぱらぱらとなんとなく日々をめくるのか 1ページ1ページを大切にめくるのか 忘れたくない日にブックマークしたり 過ぎた日を振り返ってみたり 次のページに何が待っているのか期待する

キャンバスにアクリル絵の具、油絵の具、クレヨン F8号 (38.8cm× 45.5cm× 1.8cm) 音楽がきこえてきそう そんな夜

キャンバスにアクリル絵の具、クレヨン F8号 (45.5cm× 38.8cm× 1.8cm) 美しい世界の片隅で　あなたは言う たくさんはいらない　埋もれてしまうから ここにはいないあなたへ すこし花を摘んで帰るよ

キャンバスにアクリル絵の具、クレヨン F8号 (38.8cm× 45.5cm× 1.8cm) どんな風がふいたって わたしはわたしの道を行くのだ。

キャンバスにアクリル絵の具 F8号 (38.8cm× 45.5cm× 1.8cm) しー、、、静かに

キャンバスにアクリル絵の具、水彩絵の具 F8号 (38.8cm× 45.5cm× 1.8cm) 嬉しかったことひとつひとつ 小さなあかりを集めるように思いかえす 手にしようとしたらふっと消えて 明日はあしたのあかりを見つけにいく

キャンバスにアクリル絵の具 F8号 (45.5cm× 38.8cm× 1.8cm) 花の香りをそっと抱きよせ わたしの中のゆるがないものをたしかめる

キャンバスにアクリル絵の具 F8号 (45.5cm× 38.8cm× 1.8cm) 期待と不安が入りまじる季節 きこえるのはそよ風と鳥のさえずりだけ

キャンバスにアクリル絵の具 F8号 (45.5cm× 38.8cm× 1.8cm) hide me, cause i wanana cry

キャンバスにアクリル絵の具、色鉛筆 F10号 (45.5cm× 53.5cm× 1.8cm) わたしたちのいっしょ まるで宇宙に浮かぶ本のよう １枚１枚ページをめくるように日々を過ごして ある１日にブックマークする。

キャンバスにアクリル絵の具 F10号 (45.5cm× 53.5cm× 1.8cm) 秋の夕暮れ　一人 さみしくてどうしようもなく美しいのは ぬくもりが恋しいから

キャンバスにアクリル絵の具 F10号 (45.5cm× 53.5cm× 1.8cm) 私もみんなも毎日偉い。今日も自分に丸っとはなまる。 友達がそう教えてくれた。

キャンバスにアクリル絵の具 F10号 (45.5cm× 53.5cm× 1.8cm) ベッドの中に逃げこんだら 静かな世界にしとしと雨が降る 現実と空想　どちらもわたしがみる世界 あいまいに溶けた境界にわたしは惑う

キャンバスにアクリル絵の具 33.3cm×33.3cm×1.8cm こわれてしまった音も 波の音でかきけして